三笠フーズ等による汚染米の流用問題を質疑するため、国会閉会中の
18日、農林水産委員会が民主党の要求で開かれた。汚染米転売の
犯罪行為者は現在、三笠フーズ等4社が明らかになっているが、
「第一義的な責任は農水省にある」という立場から追及した。
農水省事務方トップの白須事務次官が、「農水省に責任があると考えて
いない」と発言している。太田農相は「不適切だった。次官に注意した」
と述べた。しかし次官みずから反省謝罪し発言を撤回すべきである。
太田農相は記者会見で撤回させる旨答えた。太田農相自身は、汚染米が
安全、安全と強調していた。大臣は「食品安全委員会の報告に触れたが、
不適切だった」と釈明した。
農水省は汚染米の流用を容認していたとしか思えない。
防げば防げたはずである。
農水省はカドミニューム汚染米の販売では、粉砕、着色している。
大臣は「カドミニューム汚染米と同じ処理をすべきだった」と答弁した。
汚染米が食用に出回らないような対応がされてこなかったことについて、
大臣は「不思議です」と答えた。委員一同唖然とした答弁だった。
カドミニューム米の処理と異なり、ミニマムアクセス米として輸入されて
いた汚染米は、水濡れ、袋の破れによる事故米と同列に扱われていたので
ある。大臣は、「汚染米を水濡れ米などの延長線上で認識していた」と答
え、担当の局長は、「食の安全に対する認識が欠けていた」と答えた。
カドミニューム米では転用阻止対策をとったが、汚染米については転用の
可能性を予測していたかとの質問に、担当局長は「性善説に立っていた。
認識が甘かった」と認めた。
ミニマムアクセス米は世界貿易機構(WTO)会議の結果、日本が食料
として輸入を引き受けたものだ。しかし汚染米を輸入する義務はない。
義務がないのに汚染米を輸入し、今回の問題が起きた。担当局長は汚染米
の輸入義務はないと答え、大臣は輸入せず返品すると表明した。
ところが平成7年以来のミニマムアクセス米のうち事故米の数量や加工米
の食用流用がいつから始まったかなどについて答弁できなかった。
あわせて昨年1月29日の内部告発の手紙を資料として提出するよう
要求した。